秋になると、つい上を見上げてしまいます。
それは、どんな木の実があるかなと木々を見上げてしまうから。
いろんな色の木の実や、不思議なかたちをした葉っぱなど、
普段当たり前になった風景が、少し立ち止まり、目線を変えるだけで
違った世界を見せてくれる。
素敵なモノは実は私たちのすぐそばにあって、
まだ見つけていないだけかもしれない。
僕たちは何を見て、何を見ているつもりになっているのかな。
そんな、疑問というか、自問をしていくうちに思いついたのが、
身近にある木の実や枝を使った森の工作会『森のトナカイづくり』。
今年も、食の杜の「むろやま忠庵」を会場に開催しました。
「むろやま忠庵」は建物の木の香りとてもいい匂いで、
僕のお気に入りの場所のひとつです。
造園屋さんにいただいたり、山で見つけたり、家の庭にあった
木や木の実を並べて、思い思いのトナカイをつくりました。
森のトナカイの作り方はただ一つ、
「赤い鼻」をつけてあげるだけ。
あとは、木の実や枝を使い、自分のイマジネーションに任せながら
自由につくっていきます。
それはまるで、自然と対話するような豊かな時間でした。
命を吹き込まれたトナカイは、同じ素材を使ったのに、
みんな表情が違い、みんないい顔をしていました。
また来年も、秋に。
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企画・実施:ナノグラムnanogram
スタッフ:高島亜莉沙、橋本泰明、西村悠
撮 影:橋本泰明
ケータリング:椴木舞
Special thanks to:大倉善憲(庭善)、松江八束森林組合花木園、
木次図書館、大東図書館、室山農園
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